今日、Axisのトイレですれ違った男性が、僕が首から下げたカメラを見て、自分のと同じだという。
片言の英語と日本語で言葉を交わして、B1FのSymposiaで開催中の写真展に連れて行ってくれたその方こそ、Alexander Trevesさんその人でした。
社会問題、ドキュメンタリーが写真にストレートに表現されているけれど、問題を突きつけてくるのではなく、現地での出来事を丁寧な構図で撮られていて、広角レンズによる人との親近感すらあった。
30分前にピクトグラムのプラチナプリントを堪能していたのせいか、その出来事が起こってから作品提示までのスピード感はドキュメンタリー性を残していたし、本人は芸術性を意識してお撮りになったのではないかと思う。そのバランスと活動目的の"粋"さに、不謹慎でしょうが写真がとても綺麗に思えた。
残念ながら写真展は本日がフィナーレ。
Alexさんは、会社員をしながら写真をやっているそう。お互いに、と固い握手でお別れした。